比嘉さんのお話面白い
ゲストクリティークの比嘉さんによるショートレクチャーが面白かった。後半課題の図書館のために「武蔵野プレース」の話をしていただいた。公共性をテーマとしていかにすべての層の市民を来訪させるかを考えた。その結果人々を包み込むことを大きなコンセプトとしたそうだ。形だけではなく、空気や音で人を包むということも重視したというのが面白い。
曲線を徹底して使用してスパンごとに曲線や曲面で囲まれた小さな空間が縦にも横にも繋がっている。小さく分けながら遠くまで見えるという、二つの相反する空間の性質を合体しているところが絶妙である。
公園もデザインしている。円形の原っぱを置いてその周りにアンパンのようなベンチが円形に沿って置かれている。そこに座るとうっすらと共同性が生まれてくるという。
比嘉さんの話は学生向きにわかりやすいのだが、実はかなり深い。かなりコンセプチャルである。にもかかわらず、おっしゃっていることのほとんどすべてに共感した。面白いなあ。