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新自由主義は帝国主義

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新自由主義政策が失敗であったとして一体この先どうなるのだろうか?この失敗経済から抜け出られるのだろうか?服部茂幸『新自由主義の帰結-なぜ世界経済は停滞するのか』岩波新書2013はアメリカの失敗を繰り返さず、同じアメリカでもローズベルトに学べという。広井良典、柄谷行人その他『知の現在と未来』岩波書店2014では岩波創業100年シンポジウムで二つのことが議論されている、ひとつは「ポスト成長時代の知」という問題、もう一つは「資本主義と国家の未来」である。後者の問題の基調講演をした柄谷は新自由主義は19世後半から20世紀初頭における帝国主義の時代に等しく、帝国主義は戦争で集結したように、新自由主義も戦争で集結せざるを得ないという不気味な予想をしている。帝国主義は世界的なヘゲモニーをどこかの国が維持している間は起こらずその国が不安定になると生まれると柄谷は説明する。つまりはアメリカのヘゲモニーが崩れたことで新自由主義は帝国主義に突入したというのである。ということは次に安定したヘゲモニーをどこかの国が持てば帝国主義は再度自由主義に安定しそうなのだが、その前に戦争が起こるということか?

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