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浄土寺はよかった

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学会三日目。いつからか学会はM1との建築旅行の体をなすようになった。というわけで自分の仕事がなくても2泊はしてレンタカーを借りてその地方の建築を見て回る。今回も初日に浄土寺、安藤さんのお寺、夢舞台、六甲の集合住宅、明石海峡大橋、二日目は六甲山展望台、ライトの淀鋼迎賓館、清家清の豊雲美術館、と見て回った。見るものは学生が決めてこちらは乗っけていってもらうだけだけれど、そうでもしなければ見ないだろうと思うようなものに連れて行かれて、それはそれで面白い。こちらが見たいと思うところに行くわけではないのでいつも心に残る建築に出会うことも少ないのだが、今回は浄土寺が最も印象的だった。12世紀に再建された古寺である。6メートル3スパンの正方形平面に16本の柱が建つ厳格に幾何学的な平面型である。内部空間に間仕切りがなく天井もはらず構造を露出したワンルームであり空間を感じるつくりである。内部が撮影できないのが残念であるが素晴らしかった。
ところで去年も司会が二つ三つあったと記憶しているが、今年も司会の任が三つあるというのは少々重荷。意匠計画で司会を選ぶ係りをしながら、デザイン会議で司会に当てられている。調整して欲しいものである。

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