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千葉雅也のバランス

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昼間大学に行く途中金町のマックでビッグマックセットを食べながら千葉雅也の新刊をペラペラめくる。千葉雅也『べつのしかたでーツィッター哲学』河出書房2014。本と言っても千葉雅也がツイッターでつぶやいたことが彼なりのアレンジメントで並べ替えられているものである。曰くツィッターは思考の断片であり、それは常に固定化されない輪郭線なのだという。その意味でこのつぶやきは分かりやすい。

僕は自分の仕事に対して「とりあえずこの立場を採っているけれど実は「~なんちゃって」かもしれない」という自己懐疑と、「これでいいのだ」という自己信頼を持つという二重性のバランスがうまい人が好きだ。このバランスが「うまい」というのはどういうことなのか、これは巨大な哲学的謎だと思う。

このつぶやきに90%賛成。このバランス悪い人世の中には結構たくさんいてそういう人が傍にいないように注意している。

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