学生構造デザインコンペ、優勝首都大学高木研
毎年行われている学会主催の学生サマーセミナーというイベントがある。実質的には斎藤公男先生が率いてやっている構造デザインコンペである。私も審査員の一人として午後各界へ。数十の応募があり書類選考して10余りのデザインを事前に決めて、今日朝から学会の中庭で作成。3時から一チーム3分のプレゼンをして審査員が投票する。審査員は構造デザイナー、構造の教員、建築家と豊である。構造では多田脩二さん、小西泰孝さん、佐藤淳さん、陶器浩一さん、和田章先生、斎藤公男先生などなど、建築家は中山英之さん、鍋島千恵さん、前田圭一さん、などなど。豪華な顔触れ、会場には日建時代の後輩の構造家たちも多く来ていて日建OB会みたいでもあった。
投票の末一等に輝いたのは「ゆらら」と題する直径1.5ミリの鋼線数十本で持ちあげられた揺れる構造体。クラゲのようでもあり、火星人のようでもあり、チャーミングな案だった。驚いたのはこのチームを指導していたのは首都大学東京の高木さん。誰かと思えば日建時代の後輩ではないか。聞くと日建をやめてアルプに行って6年前から現職だとのこと。いい指導してますね!