新緑が美しい東工大
午後東工大のエスキスチェックに行った。雨があがり緑ヶ丘の門をくぐると奥山さんが設計した打ち放しの建物を背景に緑が美しい。この建物の周りは何度となく通っている。そうやって見ているうちにこの建物の魅力に気が付いた。この建物は外観のパターンが特徴的だけれどこのパターンは内外部を繋ぐスクリーンのようなもので建築に奥行きを生み出している。またマッシブなヴォリュームではあるが建物下をくぐり抜ける動線やキャンチで飛び出ている2階部分下のコリドー空間など周辺を引き込む空間性を持っている。つまり一見硬い外装で包まれているように見えて、柔らかい空間がまとわりついているのである。そんなコントラストがこの建物には見出せる。実は周りを幾度となく通っているがまだ中には入ったことは無い。今度は中に入ってみたい。