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世界は進んでいる

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森口将之『パリ流環境社会への挑戦―モビリティ、ライフスタイル、まちづくり』鹿島出版会2009を斜め読み。世界は進んでいるなあと改めて感心。自動車派だったシラク市長の後を1995年に継いだチベリ市長は自転車道が58.7㎞しかなかったものを次の年に110㎞に伸ばし2001年までに約5倍の256㎞にした。その後のドラノエは2010年までに439キロとその倍近くまで伸ばしただからこそ2007年に始まったヴェリブ(貸自転車システム)は成功したのである。さらに言えばヴェリブが始まった時にすでに750か所に自転車ステーションがあり2008年には1000か所近くあるそうだ。インフラを整えないと自転車都市はできないということである。しかも料金体系が素晴らしい。年間の会費が29ユーロで使用量は30分まで無料なのだそうだ。家から駅まで、駅から職場までほぼ無料で行けるように考えられた料金体系とのこと。

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