« 探す本が見つからない | メイン | 資本の建築 »

お人よし?

ちょっとした経験談。
私が結婚して5年くらいして頑張って買った中古マンションがある。1LDK50㎡。当時ですでに築20年くらい。それをその後事務所とし使用していたのだが手狭となりそこを貸して都心に移った。ところが貸した住人が数年前から家賃を断続的に滞納するようになった。最初は大目に見ていたのだが、少しずつ滞納額が嵩むようになり、保証人である母親と話しても拉致があかなくなった。仕方なく友人の弁護士に相談したら、そういう話は昨今山のようにあるから即裁判するべきだと言う。そう言うものかと思いお任せした。裁判してどうなるのだろうか?と聞くと普通は示談になって金を払って出ていくものだと。それはありがたいと思ったが、示談に応ずる風で先延ばしされ結果的には居すわられた。結局数度の催告の後に裁判所の執行官によって荷物はすべて室外に運びだされ中身は空っぽになった。
元に戻ったのは良かったが、なんだか後味が悪い。大幅に嵩んだ滞納額に加え、裁判費用や、執行費用に苛立つのはもちろんだが、それ以上におよそ3年にわたりこの人と付き合い、何かの事情があるのだろうと斟酌しながら支払いを期待し続け、結局裏切られたそのことが残念である。まあお人よしということか?

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://ofda.jp/lab/mt/mt-tb.cgi/6635

コメントを投稿