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貧富が同居する公共性

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翻訳勉強会。翻訳書の中に次のようなことが書かれている。「空間」の価値が否定され「場」の多様性が金を生み出す時代に移行し、富めるものと貧しいものがきわどく同居する場に金が流れる。
最近読んでいる本に似たようなことが書かれていた。若手気鋭の社会学者古市憲寿+國分功一郎による『社会の抜け道』小学館2013では消費について二人が比較的異なる視点を持つ。そして実際に多くのショッピングモールを訪れ意見する。ショッピングモールには老いも若きも裕福な者も貧しいものもごった煮のように集まって時間を費やす。その多様性を東浩紀など公共性と言って養護する。そして中国ではとんでもない規模のモールができそこに学校からスポーツ施設からアミューズメントからなんでもあるという。安いものから超高級品までが共存する。果たしてこのごった煮を本当に公共性と呼ぶのだろうか?ノー天気に楽しそうな空間だと勝手に想像するがそれを公共と呼ぶ気にはなれない。

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