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世界で建築の話をすること

アルゼンチン、ブラジル行脚を終えて帰路についた。去年の春から日本の外で建築の話をすることが急に増えた。世界の5つの国、6都市、8大学、1企業、3つの会議場で計13回建築の話をした。話したことは自分の建築のこと、建築のアイデンティティのこと、歴史とデザインのこと、建築の構築性のことなどである。
昨年までは自分のことを英語で話すことで精一杯だった。相手が理解しているかどうかなど考えている余裕はなかった。が、今年の春くらいからなんとなくこの話は分かってもらえている、これは難しいという感触を話しながら分かるようになってきた。そして国によって理解してもらえる内容が違うことも分かってきた。そんなことは文化が違うのだからあたりまえなのだろうが、実際に想像するのと、肌で感じるのは大違いである。一生懸命作ったストーリーがスルーされることくらい淋しいことは無い。
今回は、ビエンナーレの国際招待講演と4つの大学でそれぞれ1回計5回話をした。招待講演は残念ながら緊張してひたすらしゃべって終わったが、それ以外の大学ではこちらから質問をして手を挙げさせ、終わった後の質問も欠かさず、ジョークもあり、笑いもおき、サンデル教授とは言わないが、今までよりかはお互いの理解が深まるレクチャーになったような気がする。次はスペイン語をもっとはさみながら(全部は到底無理だから)レクチャーできるようになれたらと思うのだが、、、、、何時になることやら???

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