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順番が変わってモルフォシスの次にプレゼンなんて不幸である

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ブエノスアイレス建築ビエンナーレの4日間のレクチャーシリーズが今日から始まり総勢50人強の世界中の建築家が連続トークをする。聴衆は400人くらい来ると脅されて今日は朝食後ひたすらパワポの修正とトークの練習をする。オフィシャルランゲージは英語かスペイン語なのだがそのどちらもが母国語じゃない建築家はイタリア人とフランス人が少々でありアジア人なんて僕しかいないのだからまったく不利である。昼ごろホテルを出て近くのカフェでエンパナーダとコーヒーを飲んで先ずは展覧会会場に行く。もっとしょぼい展覧会を期待していたがリコレタセンターなる街のど真ん中のクロリンド・テスタ設計の会場には14のルームに所狭しとプレゼンボードと模型が並ぶ。僕のボードも佐河レイアウトでなかなか美しい。大型模型も四つ結構いけている。なんて自画自賛してレクチャーホールへ。僕の3人前のプレゼンが行われているのだがニューヨークのアーバンデザイナー、ジル・ラーナーが流暢な英語で話している。会場は満員である。
外に出てコーヒーを飲んでいると雑誌とテレビのインタビューにつかまり気もそぞろ。でもレクチャーの練習のようで少し落ち着く。ところが来る予定のコロンビアの建築家メサが来られなくなったとかで僕の前に話すのはモルフォシスのマイケル・ロトンデイである。なんだかすごいプロジェクトがスクリーンを賑わしている。参った。こんなの後に話すのかと思うと憂鬱である。そのうえコンピューターがうまくつながらず焦ってせっかく持っていたボイスレコーダーをオンにし忘れてはじめてしまったことに途中で気付く。まあ仕方ない。でもトークはまあまあのできである。しかしきちんと通訳されているかどうかは分からない。
終了後パレルモ大学に行って4年生のファベーラの街づくりというラテンアメリカらしい課題のジュリーをビエンナーレにフランスから来た女性建築家ファヒアンヌと一緒に行う。メインイベントを初日終えたので気が少し晴れた。でも引き続き明日から連続3日のレクチャーである。

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