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親父の背中を流す

10時からゼミ。発表者10人で2時に終わり、帰宅後親父を銭湯に連れて行く予定。終わらなかったらどうしようと焦っていたのだが、研究室に着いたら「ゼミ発表者は結局4人でした」とのこと。「ええ?大丈夫かなあ?」早く終わるならそれに越したことは無いのだが、、、、、発表しなくてもきちんとした論文を最後に書いてくれるのならそれでいいのだがそうなった試はない。僕自身は論文を書くことに何の不安も無く、面白い論文が書けると信じていたけれど、それでも坂本先生の首に縄をつけるようにしょっちゅうゼミしてもらったものなのだが、、、、、、
3時に帰宅親父を銭湯に連れて行こうと思ったら娘がタイから帰国。親父が嬉しそうに孫と会話。一通り終わったところで親父を連れてやっと銭湯へ。四ツ谷駅の近くにある塩湯と言いう名の銭湯に初めて行った。まあこんなことでもなければ来ることはないだろう。こんな都心の銭湯ってどんな客が来るのかと思えば常連のおっさんが来て番台と長々話している。都心のコミュニテイである。銭湯のお湯は家より熱い。親父大丈夫かなあ?ちょっと熱そうだったがスーッと音もなく静かに入り終始無言である。90近い親父の背中を流した。いや背中だけではなく頭の先から足の指まで隈なく洗った。最近リハビリで鍛えているだけあってなかなかこの歳の体とは思えない逞しさである。
それにしても親父の背中を流すなんて小学校以来だろうなあ?よかったよかった。

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