「産ませない社会」ってズバリそうだな
八潮市の中央総合病院には婦人科はあっても産科がないと聞いたことがあった。筑波イクスプレスが走りはじめ人口増加している市の中央病院に産科がないなんて厳しいなあと思った。産科の先生は足りないのである。過酷な労働条件のせいでなり手がいないのだろうか?アメリカではしょっちゅう起訴されると聞くし。
先日読んだ小林美稀『ルポ生ませない社会』河出書房新社2013でとりあげられている産婦人科医の実態調査(2006)で大学病院の勤務状況の最大値は月間在院時間は431時間当直18回。一般病院の平均月間在院時間が301時間(最大値428時間)とのこと。「うわっひどいなこれ!!」って思わず驚いた。僕らの事務所でも締切前とかになるとだれでも300時間は超えているだろうけれど年間平均値はせいぜい260~270くらいではなかろうか?人の命預かっている人たちの平均労働時間がこんな状態ってどこかおかしい。国がなんとかしなければ先ず産む気になれまい。