ノイズに無関心な世代が現れている!!
今日の早稲田の演習学生プレゼンテーマは「倫理性」。昨今の建築アートを規定する倫理としての3.11に注目。ヴェネチアビエンナーレの建築・アートをこの視点から分析。倫理が表現を紋切り型にしていないかという見方は秀逸だった。
昼飯は抜きで急いで事務所に戻りスタッフと打ち合わせ。1時に事務所を出ようと思ったが出られたのは3時。金町の八百屋でバナナ買って歩きながら食べる。4時に研究室について石橋さんを含めてコンペ打ち合わせ。1時間打ち合わせして神楽へ向かう。6時に一部の主任のK先生と学生の3人で打ち合わせ。7時に製図室へ。研究室のNさんと打ち合わせ。そしてやっと製図のエスキスと思ったがレネから重要メール。今日はなんだか忙しい。
先日伊藤博之さんから『ノイズを設計する』彰国社2013を頂いた。執筆者は伊藤さん、川辺直哉さん、田井幹夫さん、松野勉さんの四人。未だ読んでいないが、おそらく敷地周辺に先在、潜在するノイズと呼べるようなコトやモノをどう取りいれ、どう利用し、どう建築化するのか。という話だろうなと勝手に想像している。
昨日も若手の展覧会を見ながら僕らの時代に広義のエンバイロンメントを無視する人はいないと書いた。そしてそのエンバイロンメントの何に注目するのかが年代によって少しずつ違うということも記した。しかし、おそらくもう少しするとこのエンバイロンメントに無関心な世代が現れるように思う。もっと建築の内在性に興味を抱く世代が現れている。