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沢尻エリカのドレスの色に魅入る

大した話ではないのだが、今朝、朝食をとりながら新聞を読んでいたら、テレビに日本アカデミー賞受賞式が映されていた(ようだ)。映画通でもない僕にはどうでもいいことで、眼は字を追い、耳は音を聞いていた。「樹木希林全身がん衝撃告白、沢尻エリカを食った」と大騒ぎ。テレビって本当にくだらないよなあと聞き流していたのだが、ふと顔を挙げると、その沢尻エリカが映っていた。あれあれ、いいねえ、沢尻エリカがというより、その着ているドレスの色がいい。「ああいい色だなあ」と思った。色なんて好みの問題なので別にただ、「ああいい色だなあ」以上でも以下でもないので独り言のようなものである。どんな色かと言うとこんにゃくみたいな色だった。こんにゃくにもいろいろあるけれどうすーいグレーに茶色を三滴くらい混ぜた色だった。色を言葉で説明するのは限界があるのでもし興味があればネット見てください。この色でコンクリート表面をスポンジで叩くと結構いい感じになりそうな気がする。もう一つよかったのはこのドレスが少しシースルーなのである。建築の素材はシースルーというとガラスかポリカかとても硬質になる。もちろんカーテンたらせばリテラルに布の感触なのだが、それってバカみたいな話。固い素材が布のシースルー感を持たせられないだろうかと沢尻エリカのドレスを見ながら思った。そんなことをひたすら考えていると配偶者が横で映画の話をしているのが聞こえず、無視して怒られた。
その昔サーリネンがバター坪の中でバターこねくり回して建築作って離婚されたと言う話を聞いた(本当か嘘か知らないが、まあどっちでもいい)。僕もこの年になって離婚されないようにしないと。

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