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理科大卒論の独特な仕組み


朝から一部エンジニアリング系学生の卒論発表会。9時から7時まで。ちょっときついな。来週は修論の発表会。論文サーフィンである。
理科大の卒論、卒計の仕組みは独特である。先ず理科大には中間部の一部と夜間部の二部があり、夜間部は卒論、卒計は選択でどちらかやればいい。一方一部は二つの方式の一つを選択する。それらをここではα方式、β方式と呼ぶ。α方式とは卒計と卒論の両方をやる方式。β方式とは卒論だけやる方式。そうなると、将来設計をしないと決めた構造、設備、材料系のほとんどの人は(今年は実際全部)このβ方式を選択し、意匠、計画系の人はα方式を選択するわけである。去年はへー変わったやり方くらいに思っていたが、冷静に考えてみると、ちょっと違和感もある。αの学生とβの学生の一年間の負荷がだいぶ異なるようにも感じるからだ。αの方がやること多いよなt。まあその実態はわからないけれど。もちろん大変だから負荷を減らせという気持ちはこれっぽっちもない。逆に構造系で将来構造設計をやるような学生が卒計をしないというのはとてもディスアドヴァンテージなのである。あるいは設備でもこれからはそういうデザインできる設備エンジニアが必要である。そういう志の人間は自ら卒計もやるべきなのだが、残念ながらそういうポジティブな学生にまだ出会えていない。

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