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谷川渥の書物のエロティックス


谷川渥先生から年賀状の代わりに小さな手帳サイズの冊子をいただいた。タイトルは『書物のエロティックス』。谷川渥の官能を刺激した100冊の本の紹介という本である。スーザン・ソンタグの『半解釈』、プラトンの『饗宴』に始まり、さてそのあとはほとんど私の知らない世界に突入である。
彼にとってのエロティックスの定義はスーザン・ソンタグのそれであり「あるものがまさにそのものであるということの、輝きと艶を経験すること」。谷川さんは近代で失われた美の本質に常に迫る人であるが、エロティックスもその一つである。

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