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人を呼ぶ方法


午前中は冬休み怠けていた翻訳再開。午後は大学で頼まれていた原稿を思い出して一気に終わらせる。夕方今年最初のジムで少しハードなエクササイズをしたらちょっと疲れた。夕食後堺屋太一の『人を呼ぶ法則』幻冬舎2012を読む。しまったこんな本買うんじゃなかった。大阪万博から上海万博までの自慢話の羅列だった。一つだけ面白いことが書いてあったそれはアトランタの開発をしたアラン・フォーバスの主張する人を呼ぶための6つのアトラクティブス。このうち3つ以上は必要というのが彼の主張。
① 歴史―歴史上の有名事件の現場や建造物
② フィクション―小説などで有名になった場所
③ リズム&ティスト―音楽が楽しく食事がうまい
④ ガール&ギャンブル―女性がきれいでスリルに富む
⑤ ショッピング―名物がある
⑥ サイトシーイング―風光明媚
あれこんなの当たり前?と思いそうだが、人を呼ぶとは観光地とは限らない。例えば大学に人を呼びたくてもこれが使える。歴史的建造物を残し、だれか有名な卒業生の逸話を宣伝する(この建物で卒業試験を受けたとか)。学食の食事をうまくする。生協で売るものをハイティストにする。キャンパスの並木を整備し、楽しい音楽イベントなどを多く行う。これで全然違う。世界の大学はこういうこと必死にやっている。なかなか日本はこういうことは本末転倒だと言ってやらないけれどね。もうやっているところはやっている。

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