建築家のためのアーバンデザイン
午前中事務所、明後日のオープンハウスの打合せなどしてから大学へ。研究室に入ると机の上に一通の封筒。デンマークに留学する学生からの手紙。僕の教えが彼のプラスであったことが記されてある。それはこちらも同じである。人生の貴重な一時をどれだけ素敵な学生と過ごせるかが残りの人生の質を左右する。
PD天内君と打合せしてから4年生のゼミ。4年は卒論、八潮、新宿アートフェスタとやること満載。頑張って全部やると持久力がつく。
ゼミの後青島先生来研。後期からのアーバンデザインの授業のシラバス打合せ。きちんと15回分の授業のテーマ、参考文献、自分の作品紹介など綿密な打合せ資料をご持参いただいた。日本ではアーバンデザインの授業がなかなか成立しない。そもそもそういう概念が育っていない。勢い行政的都市計画的視点になるか、町おこし的視点になるかである。建築設計者の視点からアーバンデザインを語る講義をして欲しいと思い青島裕之さんにお願いした。そして講義ではなるべく、どのように街を読み、具体的にそれをどう建築のデザインに活かしているかを語って欲しいと思っている。建築設計者のためのアーバンデザインを身につけてほしいというのがこの講義の目的である。青島さんも、僕もアメリカの教育を受け、向こうでは比較的常識的なこういう講義が日本では無いのでお互い目指しているモノは共有できている。
その後部屋の掃除。要らない本が5~6冊出てきたので学生にあげる。隣の部屋では新宿アートフェスタの作品制作中。去年も最後は凄いことになっていたが今年は大丈夫かな?