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アルゼンチンの巨匠を訪ねる


アルゼンチンの建築界の巨匠クロリンド・テスタ88歳のスタジオを訪れた。ロベルトに言わせればアルゼンチンの安藤忠雄。弱冠36歳で国会図書館のコンペに勝って以来50年以上建築とアート作品を作り続けている。
彼のオフィスはブエノスアイレスの中心街サンタフェ通りとカジャオ通りの交差点近くの古典建築の6階。いつもは休みの土曜日だが我々を歓待してくれた。彼のオフィスは普通の建築事務所には見えない。エントランスホールから彼の部屋からいたるところにアート作品が並んでいる。パートナーである。JUAN FONTANAは彼とテスタ共同によるアート作品集を私にくれた。数十ページの作品集には建築作品は一切ない。全てが、ドローイングかオブジェである。それらは抽象表現主義のようであり、墨絵か書道のようでもある。アトリエの中には彼専用の工房があり描きかけの巨大ドローイングが置いてあった。彼の創作スタイルはコルビュジエさながらである。彼の国会図書館はその時代の潮流も手伝ってブルータルなものとなったがその後スタイルは大きく変わりスケールダウンしたフラグメンタルなものとなった。
テスタに僕の作品集を渡すとずーっとページを括りながら中を見てブエノ(good)とつぶやいた。来週アルゼンチン建築家協会で行うレクチャーにも来てくれるとのこと。楽しみである。

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