神田明神のとなりに区立公園がある。今は桜が満開。この辺り昔からのクライアントの所へ行く通り道。その公園に最近「神田の家」という名の家が建った。もともと日本橋川沿いに建っていたこの建物は82年間に2度も移築されたそうだ。
日本建築は釘や金物を使わずレゴのように材木が組み合わさってできている。だから移築する時は壊すと言うより分解するわけである。分解して新しい場所でまた組み立てる。これってそう言えば和服に似ている。和服も人にわたれば一度ほどいてまた仕立てなおせばいくらでも着られる。どちらもよく出来たリサイクル商品である。