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町医者礼賛

今日は朝近くのかかりつけの医院で区のがん検診。バリウム飲んで胃のレントゲン、肺のレントゲン。撮り終わっておよそ1分後、先生の前にあるモニターを一緒に見る。この速さは圧巻である。肺は特に問題なし。胃は襞がきれいに見えて腫瘍のようなものはないが少々変形しているので夜遅くに食事しないことと注意された。それにしても撮って直後に絵が出てくるのはなかなかすごい。20分で全てが終わった。
最近はちょっと大きな病院は分業制。どこか悪いと1階で血と尿とって2階でレントゲン撮って3階の担当医のところで待つこと30分。全てのデーターがそろうと先生に呼ばれ所見を言い渡される。それはそれで合理的だが大病院のそんな先生たちは自分で血もとれなきゃ、レントゲンも使えず、聴診器は飾りで音も聞き取れないと誰かが言っていた。本当かもと今日の町医者を見ながら思った。なんでもできる町医者は素晴らしい。

一昨年信大時代にスイスの建築家を呼んでシンポジウムをした時彼は自らを町医者のような建築家と呼んでいた。なるほどそういう万能選手で町の人に慕われるのが医者や建築家のあるべき姿かもしれない。

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