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その着眼点は建築を必要としているか?

4年生の製図第三の講評会。30名近い発表を6時から10時まで聞く。宇野さん、郷田さん、山名さん、僕、そして助教の3人の先生計7人で採点して最優秀賞と優秀2人を選出した。中間発表の時も感じたのだが、2部の学生は人生経験が様々(昼間働いている人、文系の4大終えて編入してきた人、高専から編入してきた人など)なので着眼点が豊かである。ただその着眼点が建築を必要としているか?建築がその問題を解消できるのかに頭が回っていない。つまりそれら着眼点が建築的特徴に結びつきやすいものとそうでないものがあることにスタート時点で見通しがきいていない。だからしやすいものを選んだ人は幸運にも短時間で結果に結び付くし、そうでない人はなかなか建築にならない。じゃあ最初にそのことを伝えればいいではないかと言われそうだが、言うと前に進まなくなってしまう場合が多く相手を見ながら伝えざるを得ない。

自分でスタジオ持って見た最初のプロジェクトであったが修正点はいろいろある。

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