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震災復興と構造的右傾化

早稲田の講義を終えてあゆみbooksに寄る。大澤真幸の『近代日本のナショナリズム』講談社2011を買って2階のカフェで昼をとりながら読む。
何故現代は右傾化するのか?
曰く多文化主義の時代には世界的な普遍性は受け入れられず、仕方なく局地的な普遍をその代理として対象化する。
という内容が昨今の多くの現象とリンクさせながら巧妙に書かれている。でもそんなにリンクするのだろうかと疑問に思うところもある。簡単に言えばグローバリズムの反動ではないのだろうか?(というのは短絡的過ぎか?)
それにしてもこうした構造的右傾化と震災復興なんていうことを簡単に結びつけてまたオリンピックやろうなどという安易な発言は悪い冗談である。そんなお金があったら民間の復興専業会社でも作った方がいい。ことさらインフラの時代だと叫ぶのは躊躇するけれど今村創平さんが言うように、今度の震災が阪神淡路と大きく異なるのは戻すべき姿が未だできていないという所にある。そのための見取り図は誰かが描かなければならないのは事実なのである。

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