東京人
朝一で古河に行くつもりが高崎へ行く電車に乗っていた。大宮まで戻って宇都宮行に乗り直し古河へ。忘れ物を取ってから上野へ向かう。上野寸前で乗客の携帯が一斉に成り始めた。と思ったら電車ががたがた揺れ車内灯が消えて停まった。しばらく動かなかったがほどなく上野に着く。せっかく上野を通るので西洋美術館に寄りレンブラント展を覗く。観終わって東京駅からこだまに乗り熱海へ向かう。木島さんのオープンハウスに行く。駅からバスで20分くらい。伊豆山の中腹。三角形平面の別荘である。昔設計した連窓の家#3を思い出す。帰りは竹内君の車で東京まで送ってもらう。東名を降りて環八にはいり八幡山から京王線で曙橋に戻る。今日はあっち行ったりこっち行ったり長旅だった。お腹が空いたのでかみさんを呼んで鈴新へ行く。お店にいた『東京人』の編集長を紹介される。『東京人』は1986年創刊。最初の十数年は東京都から発行されていたそうだ。その後民間に移されて今に至る。それにしてもよく今まで休刊しなかったですねと聞くと、「やはり東京だからでしょうね」と言う。実は大阪人という雑誌は東京人より古くから出ているのだが大阪市が半分費用負担しているそうだ。最新号は写楽特集。見せてもらったが広告が少ない。「最近は広告とれなくて個人広告でもいいから欲しいです」と言って笑っていた。