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さあ、頑張ろう

朝歯医者に行ったら先生が未だ白衣も着ずに開院準備であたふたしていた「今日はやりませんか?」って聞いたら「やりますよ」と返事。衛生士のお姉さんが市川から来られないと言う。総武線が止まっているから。先生は地震の時四谷の道を歩いていたそうだ。車が跳びはねるのが目で見え、あっという間に皆止まり、周囲のビルが木立のように揺れていて恐怖におののいたそうだ。治療を終えて事務所に来たら未だ誰もいなかった。今日は皆来られないのだろうかと思ったが、午後になったら三々五々やってきた。皆の無事な姿を見てほっとした。しかしあるスタッフの実家は福島で津波をかぶったそうだ。すぐに行きたいところだが行くすべが無いと言う。なんとももどかしい。実家の父親は電力会社に勤めているそうで家のことは横に置き復旧作業で帰れない日々だと言う。事務所ビルのオーナーのSさんの実家は震度7を記録した栗原市であるが、実家は倒壊しなかったそうだ。「30年前も震度7は来たんだよ」と言っていた。今回はやはりTSUNAMIの猛威に潰されたということか。昼に近くのとんかつやに行ったらカウンターにテレビが置いてあった。余震が来たらすぐ油の火を止めると言う。地震の日には夜寄席をやる予定だったが演者も観者も誰も来なかった。店を開けて帰宅難民を受け入れたそうだ。とんかつ屋の横の割烹では夜防衛省のお偉いさんの宴会が予約されていたそうだが当然キャンセル。
これから山梨の現場の検査が続くのだが、電車が動くのかよく分からない。今日の計画停電の状況を受けて明日からどうなるのか?見えないことが多いけれど生きているのだからどうにでもなる。ありがたい。

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