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視覚論の変化

始発のアサマに乗り長野へ。これに乗るにはかなりの早起きである。この時間四谷駅の中央線ホームは未だ開いていない。午前中最後の教室会議。まだまだ学科の仕事はいろいろある。試験、そして卒業式。昼に研究室の備品のチェックをしてもらい、午後一のアサマでとんぼ返り。車中『足が未来をつくる』を読み続ける。映画からテレビに変わった時イメージがビジュアルに変わったという。イメージは見るものであり、ビジュアルはその中に入って感ずるものだと言う。それは録画かライブかという差も関係する。また60年代を境に視覚から眼差しへ視覚論の位相が変わったという。何が見えるか?から何をいかに見るかに変わったというのである。なるほど面白い指摘である。理科大に向かう。研究室所属の面接をする。これまでの製図作品を見せてもらう。皆なかなか面白い。これは少し嬉しい。

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