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チューリップ=コールハース VS 桜=石上純也

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なんだか毎日山梨に行っている。現場も佳境に入ると毎週施主定例やってもごろごろ懸案事項がでるものだ。午後のあずさで新宿に。車中『日本的感性』を読み続ける。日本的感性の一つとして佐々木氏のオランダ経験が語られる。オランダでは桜が咲いても誰も関心を示さない。でもチューリップやバラが咲くと興味を示す。これってどういう感性?つまりオランダ(ヨーロッパ)では愛でる花を視覚的に対象化し、日本では花に包まれて身体的に感じ取るということである。これを読みながらああ!コールハースってやっぱり一輪のバラを作る人だし、石上純也は桜を作る人だなあと感じた。まあそれを日本的感性とつなげるとわざとらしい理解になるので敢えて日本と言うつもりはないのだが。夕方事務所に戻り明日の施主打ち合わせの図面と模型を見る。いろいろ注文出しているうちに今晩の電車で長野に行くのを断念。それなら模型写真も撮ることに。

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