建築トークイン上越へ
朝のアサマで大学へ。車中小川葉子、川崎賢一、佐野麻由子編著『<グローバル化>の社会学-循環するメディアと生命』恒星社厚生閣2010を読み始める。グローバル化は当然の事ながらローカルを鮮明にもする。それは普遍化と特殊化、同質化と差異化、統合化と分裂化などの対比を生み出していくのである。と書いてあってそうだろうなあと思う。
長野について大急ぎで授業とゼミを掛け持ちで教室をわたり歩く。今日の講義は特別でデザイン論の話はいっさいなし。いったい僕は30年前大学で何をしていたのか?そんな話をした。デザイン論よりはるかに興味深そうに聞いていた。まあそうだろうなあ、自分が逆の立場でもそんな気がする。午後は修論ゼミ。ゼミ後研究室の雑用を片付ける。雑用中に青学の黒石さんから℡。ごぶさたである。今日明日と黒石ゼミの学生が山形でやっているワークショップhttp://aclweb.jp/?page_id=425の発表会。是非来場をと言うことだったが、運悪くこちらはこちらで上越で学生とのトーク企画http://kenchikutalkin2010.s1.bindsite.jp/index.htmlそれにしても、あっちゃこっちゃでワークショップ大流行の時代だと痛感。このご時世学生の力は大きいということだろうし、皆で町や都市にコミットする時代なのだろう。朝読んだグローバル化とローカル化の力のせめぎ合いが現在は決して都市をいい方向へ動かしているようには見えない。それをどう修正できるのだろうか?明日から学生と一緒に考えてみたい。