付属小中学校
朝携帯に電話。表示は「香川」えっ??留学中の学生の名。??あいにく長野市民をバスに載せて建築ツアー中で出られず。アルゼンチンからかけてるの??説明が終わって留守電を聞いたら、ワークショップに呼んだアルゼンチン建築家ロベルトの声。香川君がロベルトに携帯を貸したようだ。新宿のホテルに到着したというメッセージ。おーーやっと来たか。ほっとした。建築ツアーは市内を回り、オリンピックの選手村へ。ここはオリンピック後は一部分譲、残りは市営住宅や教職員住宅となっている。やや老朽化した感はあるが、富永、長谷川、新井、内藤、などなど7棟に7人の建築家の個性が現れていて楽しい。しかし全部打ち放しになっているのは全体コードなのだろうか?ちょっと寒い感じもした。ここでビックリしたのはバス停である。バスの時刻表を見たらなんと1日に4本しかバスが来ない。これじゃあ車に頼らざるを得ないよな。この選手村は市内からかなり遠い。どうしてもっと市街地に作らなかったのだろうか??市民の方に聞くと、一家に2台は当たり前と言っていた。そういう街づくりは変えて行かないと。
午後は教育学部の付属小学校、中学校、特別支援学校の調査。マスタープランづくりである。各校の副校長先生からヒアリングを2時間くらい。3つの学校が一敷地にかたまっているのだが敷地は潤沢である。小学校には運動場以外に動物が放し飼いになっていてビオトープもある広い野原のような場所がある。副校長先生の自慢。これは子供の天国だ。その上、その場所で遊ぶ専用の長靴昇降口がある。これもまた凄い。泥んこになって遊ぶことを奨励しているのだそうだ。素晴らしいね。なかなか勉強させられる。全国の付属の頂点に東京教育大付属があるのだろうが、東京のそれよりはるかに環境がいいし校舎もよく出来ている。