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影響力

午後A0勉強会。事務所でやる予定だったが今日は事務所が通勤ラッシュで急遽自宅でやることに。1時半から4時間くらい。予定通りやっとすべての読み合わせが終了。残るは翻訳語の統一。ある単語の訳語を全体で統一するか、ケースバイケースにするかを議論する。年内にはやっと最終原稿へと到達できそうである。さてA0の次の活動は何にするか?考えるのが楽しみでもある。
夜のアサマで長野へ。車中『つながり』を読み続ける。その中に「3次の影響のルール」というのがある。それは、人は直接の知人の知人の知人までは影響を与え得るというもの。そんなことは検証をしたことも無ければしようもないのでその真偽はよく分からない。しかし仮にそれが正しければ自分の影響力と言うものは馬鹿にならない。大学で一クラス50人の学生に自分の建築論を語るとして彼らが学外の5人僕の建築論を語るとする。その彼ららが同様に5人の学生に同じことをしたと考える。そうすると結果的に1クラスの講義は50×5×5=1250人に影響を与えることになる。というのはメッセージの伝えやすさによるところが大きいわけでこんな単純な計算で出るものではない。覚えやすく、インパクトがあり、楽しいメッセージならば50人が50人に言う可能性もある。となれば影響力は50×50×50=125000という数字に上昇する。宣教師のような建築家の特徴は実はこうしたメッセージの作り方にもよるのである。昨日会った東京ガスの人間が、ガスの有効性が○○キュートというようなキャッチフレーズに勝てない現状を嘆いていた。現代は情報戦の時代であることを象徴している。

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