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スキポールで一休み

早朝の飛行機でリスボンを後にしてアムステルダムスキポールへ。乗換時間が5時間くらいある。その間こうしてブログを書いたりメールの返事をしたりしている。
何時だって何処だって自分のホームタウンを久しく離れればそれなりの新鮮な経験をするものだ。だから今回のポルトガルがことさら特別だったわけでもない。国としてはブエノスアイレスの方が総合的には好きだ。でも、こと建築に関して言えばこのポルトガルはちょっと特別だったかもしれない。それはいつもよりちょっと多く建築を見たし、見たいと思った建築を見に来られたからかもしれない。ブログにもいろんなこと書いた。書きたいことは山とあるし感じたことも数えきれない。
その昔篠原先生がアフリカの写真を見せてくれていた時にこんなことを言っていた。「旅行中に、とても印象的な空間や、これだと思うものに出くわす時がある。そういう時はそのことを人に言ってはいけない。心の中で孵化しておきなさい。使えるプロジェクトが現れるまでじっと温めておきなさい」。何時この話を聞いたのかよく覚えていないが、言われた時は「さすがプロは違う」なんて思ったからやはり学生時代だろうか?
今回建築的にはちょっと特別だったというのはすごーく久しぶりに、「これだ!」って思うようなもの(というかこと)に出会えたからである。僕は篠原先生のようにアイデアをじっと温めてというようなことも無いのだが、まだそのことをうまく言えないのでここでは書けない。いずれ頭が整理できたら書いてみよう。
さてこれからハイネケンをしこたま飲んで飛行機の中はひたすら寝て時差を解消しよう。

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