打ち合わせしながら思い出す
飛行機の中ではかろうじて寝られたものの、あの狭い場所に長時間じっとしていると腰にくる。たびたび廊下側にださせてもらって柔軟運動などしていた。リスボン空港で通路側スチュワーデス前の広い所を機械チェックインで確保できたのに、いざボーディングパスを出すところで機械が壊れた。あちらでは公共交通機関は券売改札ともに機械だったが、よく壊れた。
東京にもどり時差ぼけ頭を抱え事務所で打ち合わせ。施工者が亜鉛めっきを嫌うとスタッが言う。よくある話。亜鉛メッキをステンに代えて欲しいと頼まれたことはたびたびある。むこうでは外部鉄部はほとんど亜鉛メッキだったなあと思いかえした。さらに言えば、サッシュは全部鉄だった。アルミサッシュなんて全く見なかったような気がする。少なくともシザとモウラとマテウスは使ってない。全く使ってない。障子も含めてとにかく鉄。これはデザインとしてそうなのかそもそもアルミサッシュなんて使わないものなのか分からない。雨が少ないということもあるのかもしれないが。しかし彼らの建築にアルミサッシュがはまっている姿は想像できないし、アルミじゃあの巨大なガラス障子はとてもできない。