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車なしで生活できる町へ

松本で一泊し、今朝あずさで東京へ。社内ではぐっすり眠ってしまった。新宿紀伊国屋に立ち寄る。建築のコーナーが7階になってとても広くなった。『建築の規則』の隣に『フレームとしての建築』も置いて頂いているのには驚いた。都市計画がらみの本を2冊購入。帰宅して、そのうちの一冊、林良嗣・土井健司・加藤博和 国際交通安全学会土地利用・交通研究会編著『都市のクオリティ・ストック土地利用・緑地・交通の統合戦略』鹿島出版会2009を読み始める。「コンパクトシティを超えて」と帯に書かれている。そこで提唱されていることは建物群と緑地と交通システムである。都市人口が減少していけば、現状の都市を維持していくのにかかる一人当たりの費用は増加するのは目に見えている。それは低成長時代には明らかに矛盾する。
昨晩柳澤に長野市は駅から南北徒歩10分圏内のゾーンの商業施設の上を集合住宅化して、農業従事者以外は全てそこに低家賃で住まわせ、車は禁止しトラムを走らせ、10分圏外はすべてリンゴ畑にすれば良いと言ったら笑われた。まあ半分冗談としても都市のコンパクト化を考えないとまずいと思う。地方都市は車なしでは生活できないと言われ、一軒で何台もの車を持つのが普通だけど、それを先ず改善しないとだめではなかろうか?信大でもそうだけれど殆どの先生は車でやってくる。自転車しか使わないなんて僕ぐらいである。車があるから大型スーパーができる。大型スーパーがあるから車が欲しくなる。堂々巡りである。

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