驚ろきの蘇州
午前中蘇州の拙政園に行く。600年前、明の時代の屋敷と庭園である。駐車場に車を停めるまでの一キロくらいの道が戦争状態。車線も何もない両側通行の道を車と人バイクと自転車が我先に進もうとする。50センチくらいずつ進むのだが1キロ進むのに1時間。やっと車を停めてこの庭へ。中国では旅行ブームだそうで観光地と言う観光地はとにかく人人人。裕福になったということだ。この庭(日本で言えば後楽園のようなところ)の入場料は1000円もする。中国の物価は日本の三分の一くらいと思っていたが最近は日本と同じ、下手をすると日本より高い。スタバは同じ、マックは日本より高い、蘇州にはそごうデパートが入っているが、ここに住む日本人に言わせれば日本より高いという。
午後は蘇州の新しい工業団地を見る。拙政園がある旧市街の両側に新しい町が広がる。そこに住む方にこの新しい町を案内してもらう。蘇州は中国の市の中でGDPが8番目くらいの裕福な市。15年くらいの間に旧市街の両側に超高層と湖と工場が林立した。人口は約800万人。15年で東京都区部くらいの町ができてしまったということである。その事実はここに昔から住む中国人にとっても驚きだそうだ。そりゃそうだろう。15年と言う短期間にどこから人と金が湧いて来たのか?