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内藤廣の『著書解題』

午後ジムへ。初めて整体運動というのをやった。僕ぐらいの歳の人が沢山いる。何をやるかと言うと体のいろいろな場所をいつも動かさないような方向へぐるぐる動かす。リラックスしながら筋肉をほぐす運動である。終るとスッキリするが家に戻ってイスに座るとお尻が痛い。まあじっくり直そう。夕方出かけるまで先日早稲田で買った内藤廣の『著書解題―内藤廣対談集2』INAX出版2010を読む。著者が若いころ影響を受けた本についてその著者と対談し本の内容を詳細に分析した本である。磯崎新『空間へ』1971、長谷川堯『神殿か獄舎か』1972、原広史『建築に何が可能か―建築と人間と』1967、植田実『都市住宅』1968年創刊、菊竹清訓『代謝建築論―か・かた・かたち』1969、宮内嘉久『建築ジャーナリズム無頼』1994、林昌二『建築家林昌二毒本』2004、槇文彦『見えがくれする歳―江戸から東京へ』1980、川添登『建築の滅亡』1960、石本泰博『桂KATSURA-日本建築における傳統と創造』1960『桂―日本建築における伝統と創造』1971『桂離宮―空間と形』、伊藤ていじ『民家は生きてきた』1983。大方読んでいるが、これらが自分に最も影響を与えたような本ではない。やはり10年歳上の方の選ぶ本だと感ずる。しかしその中ではいくつか記憶に強く残る本はある。都市住宅』は浪人時代からよく読んだ。薄くて軽くて内容が濃い雑誌だった。槇さんの本は出版時(大学2年)に読みとても印象的だった。原広史の本も学生の頃読んだ。正直言って当時何書いているのかよく分からなかった。しかし最近読み強い影響を受けた。菊竹さんの本は最近読んだ。これぞ日本では数少ない意匠論だと感じた。石本泰博の磯崎版桂は研究室で最初に買った本である。

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