これが建築なんてありはしない
どうも昨日のアサマの隣人から強力なウィルスを譲り受けたようで、喉が痛い。あれほど酷い風邪の末期症状で新幹線に乗り込むなど言語道断。もしあれが飛行機で数時間隣にいられたら明らかにこちらも死んでいる。一種のテロリズムである。ハサミやカッターとりしまるのに加えてウィルスチェックもして欲しい。電車も同じ。自動改札機でウィルス保持者をはねたらどうだろうか?。保健室に行って風邪薬をもらい服用。毎度頂く白い顆粒。
マスクをしながらM2梗概の最終チェック。もう終わりとしたかったのだが、、、、案の定まだ終わっていないものがちらほら。仕方ないもう一度来週見ることにした。修士と学部に一つずつ心理実験をして、統計処理したものがある。これがなかなか手ごわい。数三の統計を思い出し(やったはずだが遥か昔)分からないところをネットで調べなんとかフォローするが風邪の頭は追いつかない。まあだいたい間違っていないだろうくらいのことが分かったのでいいことにした。
チェックしたものを学生に渡し、急いで遅めの昼をとり、戻ったら所にリクルーターの方が来研。4時と5時に一社ずつ。終って就職相談の学生が矢継ぎ早に2名。今日の義務は終りと言いたいところだが、メールとスケジュールを睨み会議日程を調整してメール、論文題目をとりまとめてメール、博士課程学生のレポート題目メール、学生の相談へのメール、小さなことも数がたまるとなんだかんだと時間がかかる。
カーサブルータスの最新号が手元にある。住宅特集である。興味深い若い人の作品がたくさん載っている。芸能週刊誌ではないが、毎年毎年登場人物が若くなっていく。Smapは終り嵐というところか?来年は誰になっているのか?先ほど調べ物をするのに開いた本(ゴンブリッチ(Gombrich, E.H)友部直訳『美術の歩み』1972(1967))の序文がこう始まる。「これが芸術だというようなものは、本当はありはしない。ただ芸術家がいるだけである」芸術を建築に入れ替えてみる。「これが建築だと言うようなものは、本当はありはしない。ただ建築家がいるだけである」現在の建築状況に近いかもしれない。