距離感
半日かけて学内GPの資料作り。毎年とれているのだが額が小さくてあまりたいしたことはできない。とはいえどもbetter than nothing。小さくたくさん稼ぐしかない。Portfolioの試し刷りが出来上がる。事務所内ではインクジェットで試刷りしていたわけだが、印刷になると解像度が少々落ちる。想定外だったが仕方ないかな。今後外部印刷の試しはレーザーでやらないと。夕方、コンペのことを考える。市原の自然の中にあったあの建物。じっと思い返しても、あの建物のあの空間がまったく理解できない。まったく気分良くない。2時間半かけてあんな場所に行ってもまったく嬉しくない。何故なんだろうか?駅から湖を渡ってあの建物に入った瞬間に外界とはなんの関係もない、東京のどこにでもありそうな「部屋」に入ったのである。もちろん部屋によっては大きな窓もあってそこからは外部が見える。しかしこの外部というのが「唯の外」。風景と言うよりサッシュのグリッドばかり目につく。この空虚な味わいはあたかも高速道路のサービスエリアで食うラーメンのようである。これに比べれば、 ぼろぼろの駅舎で猫と戯れていた時間の方が遥かに豊かだった。こっちはガード下で食う焼き鳥のように哀愁に満ちていた。この差はつまりやはり周囲と自分の距離感なのだろうと思える。味はもちろん距離とは何の関係もないのだが、、、、