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色鉛筆

気になっていた『マスメディアとしての近代建築』(ビアトリス・コロミーナ著、松畑強訳鹿島出版会1996)をチェックした。やはりこの本の最後の2章の初出がSexuality and Spaceである。つまり92年に刊行されたSexuality and Space で書かれた論考が96年のコロミーナの単著(『マスメディアとしての近代建築』)に再録されたというわけだ。
この季節、お歳暮やら、クリスマスやら、なにかと郵便物が届く。両親からも何やら届く。孫可愛さだろうがありがたい。では何かお返しと思いかみさんと伊勢丹へ向かうが、歩行者天国で手前で降ろされた。ちょうど世界堂の前である。それならちょうどいい、色鉛筆とスケッチブックに決め、カステルの一番柔らかい色鉛筆50色セットとスケッチブック二つを購入。何か絵を描くのを強制しているようだがまあいいや。食事をしてから昔住んでいた方南町に行き散歩してから四谷へ戻る。年賀状のあて名刷りを行う。400枚終了。出さない人から来ないことを願う。夜、西川祐子『住まいをめぐる物語』集英社新書2004を読む。著者の専門はジェンダー論。ジェンダーから建築を語るという僕のテーマにかなり被っている。そして僕の授業のストーリ「日本の近代住宅は男性性から女性性を持つようになりそして中性化する」が、どうもその通り書かれているようである。これはビックリ。わが意を得たりでもあるがまるで同じとはちょっと参った。西川さんの方が早いし。

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