dokidokiya
午前中、今年の景観賞の受賞作品の作品ツアー。講師として同行。前回のこのツアーでアンケート調査をすると講師の説明が少ないということだった。そこで今日はバスガイド宜しくあちこちで集めては説明、集めては説明を繰り返す。こちらは参加者がこれらの建物を知らないものと思って話をするのだが、彼らの中の半分くらいは、ほとんどの場所に僕以上に来たことがあるのだ。建物前での説明が終ると、やにわ僕を連れて建物を案内してくれたりする。いやはや大人をからかわないでと言いたくなるが、彼らから見ると僕は子供くらいの年齢なのある。ドキドキである。それでどうしてまたここへ?と聞くと、バスの遠足くらいに考えているようなのである。午後大学に戻りゼミ。夕方八潮の打ち合わせ。夜竹田 青嗣, 橋爪 大三郎『低炭素革命と地球の未来』ポット出版2009を読み始める。橋爪がこの手の問題にまじめに取り組むようになったのは、東工大に「世界文明センター」と言う組織が出来てそこでこの問題を研究し始めたからだという。この組織は理工系の学生に芸術、人文、哲学、歴史といった学問の刺激を与えるためにできたそうだ。どの程度のリアルな研究センターか知らないが(こういうセンターはえてしてヴァーチャルなもの多々あるので)発想はとても共感できる。