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退屈したら、、、

朝のアサマで東京へ。スペイン語を聞いていたら心地よく眠りに入った。東京長野10分という感じである。丸善で視覚心理と環境心理の本を買って家に寄ってから事務所に。UBA(ブエノスアイレス大学)のロベルトからメール。質問していた大学院の学費の返事が来た。us$200だそうだ。まあただと同じだ。大学の学務から国際大学間協定の雛型を送ってもらったのでこれをロベルトに送る。早いところ協定を結びたい。
補助金の関係で事務所の仕事が少々スローになっている。チャンスとばかり、昨日来の研究テーマの続きを考える。環境心理学の本(羽生和紀『環境心理学』サイエンス社2008)を読むと面白いセオリーに遭遇。人はどのような気分の時にどの様な環境に好感をもつかというセオリーである。それによると人は退屈している時は(覚醒水準が低い時)おっと驚くような環境を好み、興奮している時は(覚醒水準が高い時)落ち着いた環境を好むという仮説である。このおっと驚くは正確に言うと4つの要素があって①不調和②新奇制(見たこともない)③驚き(予想とかけ離れている)④複雑だそうだ。なるほど、今まで僕の知る限りの定説では、建築は環境と調和することのみにポジティブな価値が付けられていたがこの説はそうでもないところが面白い。ちなみにこの理論は「バーラインの対比の特性と覚醒モデル」という名前である。何かに使えるかも?

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