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三重へ

三重県に来た。15年くらい前に製品検査に来て以来である。近鉄特急のデザインは僕が小学生の頃の交通図鑑に載っていたものと変わらない。伊勢神宮を見るのが目的だが、このあたりには内藤廣さん設計の海の博物館がある。今日はこれを見た。車を持ってない人にはなんとも不便な場所である。鳥羽駅からバスに揺られて30分。バス停から更に結構歩く。炎天下10分くらい歩いてやっと到着。外部空間の作り方には感じるものがあった。しかし内藤さん独自の内部の構造にはあまり感動しない。特に木造の構造には迫力がない。コンクリートの方は俄然いい。結局木を線材として使うのは慣習的。一方コンクリートを線材として使うのは慣習を脱した迫力があるからだろう。外装は焼き杉だろうか。なかなか朽ちない。しかしサッシュや霧よけは全てスチールで、海の近くでもあり、かなりやられている。いちばんやられていないのは瓦である。焼きものは強いねえ。やはりセラミックは無敵。と、平山先生も言っていた。

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