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昭和史

8時半のかいじで塩山へ。車中、メールを開くとアルゼンチン建築家協会から9月に開かれる「日本建築展」での講演依頼のレターが届いていた。展覧会の会期は9月4日から30日まで。この展覧会にはリーテム東京工場とするが幼稚園が展示される。塩山では水道局、下水道、消防署を回り昼食をとる。午後施設へ行って打ち合わせ。先週理事会が開かれたとのことで今日の打ち合わせから担当になったFさんが新たに参加。その方が新たに図面を見直し6ユニットの現在のプランを1~2ユニット制に変更したいとおっしゃる。それは今まで積み上げてきたことを無に帰するようなもの。6ユニットプランがオペレーション困難であるという説明は理解できなくはない。しかし言うのが遅過ぎる。さすがにこの進み方には納得できず少々憤った。変更することは仕方ないとしても、ものには言い方というものがある。それにしても今までの時間がもったいない。
夕方の電車で新宿に。車中半藤一利の『昭和史1926-1945』を読み続ける。満州事変から始まるこの本だがやっと真珠湾攻撃までやってきた。半藤さんの書き方の影響もあろうが、ひどい政治家は今も昔も沢山いたのだなと感じる。加えて、戦うことを使命として生きた軍人というものの心理はどう多面的に考えても、最終的にはやはり理解する気になれない。

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