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ウィーン工科大学で都市型木造建築の研究をしているTさんと新宿でランチ。捨てられる木を建築に有効利用する可能性を教示いただく。彼女の先生はウィーンで中高層木造建築の可能性を追っているそうだ。そんなわけで彼女は日本とウィーンの木造建築の法制度の違いを調査中で一時帰国している。なるほど聞いていると今までただ漠然と木造建築は難しいと思っていたことが、もう少し具体的に理解できてきた。一番の問題は構造強度ではなく、可燃性にあるようだ。ならば木を耐火被覆すればいいではないかと考えると、せっかくの軽い木が重くなるし、木が見えないのだからそれは無意味。まとめると木を使うモーチベーションは①感性(五感)への訴求力②構造的な軽さ③環境性④世の中の無駄をなくすということとなるようだ。さてそう言うことが分かったからと言って明日から木を大々的使えるわけでもない。木はまだまだ高いのである。木の流通改革が必須である。
事務所で塩山プロジェクトの打ち合わせ、甲府同様こちらも可能性は尽きない。いつもそうだが、Aから始まりそのバリエーションをA-1A-2とつけていく。今日の打ち合わせでAとDはやめ。B-2、E-2E-3を検討。更に今まで検討しいなかった4階建を考えることに、これはPから始めるP-1P-2を検討することに。都市型住宅だとタイポロジーはA,Bくらいでそれが延々と1,2,3,4,5、となるのだが、土地がゆったりしていると、タイポロジーが無限に増えていく。

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