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Dの会

午前中早稲田の講義。学生発表第2回。講義のテーマを元に街に出て写真を撮ってそのテーマを掘り下げて一人10分の発表。前回よりも面白いものが多くなった。前回はちょっと物足りない気がしたが、文化構想学部の学生であるし、2年生だと言うことを考慮すればやはりいい勘しているのかもしれない。昼飯をとって次のクライアントとの打ち合わせ。天津でサスティナブルシティの街づくりをしたいとのこと。大きさはと聞くと、23区より大きいとのこと。まあ僕には手に負えないが夏にミーティングに行くことを請け負う。中国がこれからどうなるかは読めないが、国は主要都市の体裁を崩すことはないようだ。事務所に戻り打ち合わせ。夜はとある食事会。日建時代の仕事のクライアントとゼネコンと今でも続いている食事会。会の名はDの会。プロジェクトの頭文字をとったものである。集まったのは某生保、某商社、某ゼネコンである。18年前の仕事だが、毎年何かしら理由をつけてはお会いしている。クライアントやゼネコンとその立場を越えて飲めるのは実に痛快である。彼らは今では設計本部長であったり、子会社の取締役であったり、引退したり、立場はいろいろである。しかし今ではそういう利害関係なしに勝手なことを言える仲である。その昔、ニューヨークのマリオットのバーで「責任をとれ」と怒鳴られた。ボストンのリッツカールトンのバーで2時まで机をたたきながら議論して追い出され、続きをとある人の部屋で飲みあかし彼の部屋の冷蔵庫の酒を全部飲んだ挙句、激論で彼にワインを浴びせ、怒りとどまらず彼のカメラを部屋から放り投げた記憶もある。とにかくこの人たちとの仕事は僕にとっては忘れられないものである。一生の仲であろう。2次会にも行きたかったが明日も早いのでこそっと抜け出し帰宅。

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