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上海は暑い?

成田イクスプレスの始発に乗り8時55分のチャイナエアで上海に。機中森茂起『トラウマの発見』講談社2005を読む。トラウマの発見はロバート・リフトンによるベトナム戦争帰還兵の調査によるものであることを知って驚いた。リフトンの著書は原爆やオオムなどの日本での大事件を扱い日本では馴染みのようだが、僕が初めて知ったのはThe Protean Selfという著書だった。それは変幻自在な自己がこれからの時代に必要であると説いたもので拙著でも少し取り上げていた。既知の人が別の偉業を達成していたのを知るのは驚きである。
いつも遅れるこの飛行機が今日は定刻に着く。毎度30分以上遅れて迎えの車を待たしているからか、今日は誰もいない。道が混んでいたとかで30分遅れでピックアップしてもらう。上海は寒いと思って鞄の中にはダウンジャケットも入れてきたが、開口一番「昨日は27度」と言われびっくり。東京より冬は寒く夏は暑いということか。現場に2時頃到着。だいぶ出来てはいるものの、まだ一か月くらいかかりそう。養生が悪く、仕上がった床のいたるところにペンキが垂れている。その昔日本の現場で出稼ぎに来ていた中国人が同じことをしていた。これは中国では当たり前なのか、ここの現場がひどいのか???一通り見て修正点を書きとめる。細かい指示は明日の朝から行うことにする。夕食は近くの有機栽培農場のレストランに行くことになった。行ってみるととにかく巨大。敷地がどこからどこまでか分からない。その中に巨大な温室がいくつもある。その中で野菜が栽培されているようである。さらに牛、豚、がちょう、あひる、などが飼育されていてこれらが調理されて出てくる。さらに農地のあちこちにコテージがある(宿泊用)。農地が観光地化している。料理は農村料理でかなりあっさりしていて食べやすい。食後レストランを出ると急に風が吹き荒れ寒くなってきた。明日は大雨だとか。

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