日本近現代美術史
博士の2次入試を終えてキャンパス計画の会議。結構かかった。終わって部屋に戻るとm2の梗概のプリントアウトを学生が持ってきた。5日が提出。その前に一度見ておくべきかと思い一応チェック。もう文章はいいと思ったがやはり分からないところがあるのを分かったふりをするわけにもいかず、「分からない」と赤を入れる。問題は写真や図版。やはりまだpoorだな。意匠系の部屋の梗概は内容もさることながらパッと見のヴィジュアルが大事なんだけど。
終わって7時のバスに乗る。最近バスですね。車中、多木浩二、藤枝晃雄監修『日本近現代美術史事典』東京書籍2007を読む。この本、事典というタイトルだけれど読み物である。この監修者であるから東と西と漏れなく書かれているように感じられる。幕末からハイレッドセンター(60年代)まで一気に読んだ。こういうのは初めて読んだのだが、断片的な展覧会の記憶が時間軸の上に整理整頓された感じである。