つかれる
午前中会議。午後また会議。重要なこともあれば取るに足らぬこともある。まあこれが会議の宿命なのだが、、、、、一体会議という制度はどうしたら効率よくそして実効性の高いものになるのだろうか??その後修論の1000字梗概のチェックをしたりコンペの打ち合わせをしたり。僕も修士の時1000字梗概を書いた。手書きの下書きに坂本先生の赤が入った現物がある。それは徹底した推敲の末書かれた。そして10字ほどの修正が加えられた。先生のチェックは後にも先にもこれ一回だし、その文章で僕の論文の概略は分かる。しかるに今日もらった梗概はもう何回目のチェックだろうか?4回目くらいのものでもまだ赤を入れる必要がある。もちろん今日が最初のチェックのものはほとんど日本語の体をなしていない。英語を読むよりはるかに苦痛である。英語はまだ考えればわかる。考えても読解できないこの文字群は何語と解釈すればよいのか?僕は思う。学生は能力がないのではなく甘えているのである。何度か出して僕が赤を入れ続けているうちにいつしかまともな文章になるだろうと考えているのである。そこで僕は決めた。来年はもうこの甘えに付き合わない、、、、、来年の4年入研希望者はかなり多いと聞く。毎年この時期になると思う。とにかく国語ができるやつが来ないことには指導は不可能であると。また、昨日のように負けたコンペの結果を見ると思う。スタッフが良くないと事務所はつぶれる、研究室も同様で設計ができないやつは要らない。研究室に誰もいないと思う。学校に来る奴だけに机を与えようと。ゼミで飛び交う程度の低い言葉を聞いていると感じる。入研希望者に知能テストをするかと。さて一体何が最も重要なのだろうか??(全部重要なのだが)!!帰りのアサマでゲルノート・ベーメ梶谷真司他訳『雰囲気の美学―新しい現象学の挑戦―』晃洋書房2006を読む。この本は残念ながらひどく読みにくい。編訳者が3人いて翻訳者が11人もいるからなのだろうか?まあ、我々もそうならぬように気をつけなければ。
今日は朝から晩までひどく疲れることばかり。帰宅して声も出ずにこの文章を打っている。