建築論
朝一で現場。内装家具の工事がどんどん進む。家具がはいると空間のスケール感がぐっと変わる。来週からは塗装の下地に入る。四谷までもどり昼をとって南洋堂に。昨今の建築論について原稿を頼まれたのだが、一体日本に建築論があるのだろうか?目についたのは建築論と言うよりは藤本、石上、乾さんたちのコンテンポラリーアーキテクツコンセプトシリーズ。乾さんのは既に読んでおり大いに刺激的だったので残りの2冊を書架から取る。加えて、ライザー+ウメモトの『新しい建築の見取り図』他10冊ほど購入。打ち合わせに行く電車の中でぺらぺら、帰って事務所で続きを読んでみた。面白い。その面白さは原稿の一部に組み込みたい。彼らの建築は建築外の何かを参照しようとなどとせず、徹底して建築のど真ん中から考えているところが特徴だ。そこがとっても清々しい。素直にこちらの府に落ちる。夜コンペの打ち合わせ。なかなか簡単には進まない。