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図書館

刷っておいた年賀状に一言づつ(と言っても気の利いた言葉を考えている時間もなく)書いてポストへ投函。事務所に行ったらゴミ屋敷の中から伊藤君が出てきた。今日も忙しそうである。コピーをとり新宿経由で松本へ向かう。明日は信大の付属中央図書館の館長、副館長の依頼で将来の図書館構想の勉強会へ出席する。というわけで今日はアサマではなくあずさに乗っている。茅野を通り古谷さんの小さな図書館を横目で見て、今塩尻。柳澤君の図書館はどうなったのだろうか。長野の名建築の一つになることは間違いない。車中アルベルト・マングウェル著、野中邦子訳『図書館―愛書家の楽園』白水社2008を読む。空間としての図書館の章では昨今のスペース不足で本をマイクロフィルム化して廃棄する愚行に言及する。芝居を見るのとそれをDVDで見るのとは違うし絵画をみるのとそれを写真で鑑賞するのとは違う。同様にネット上で本のデーターを読むのとその本を読むのでは得られる情報が全く違う。マクルーハンをひくまでもなく「メディアはメッセージ」である。ご多分にもれず、わが大学の図書館もデジタル化構想の上にあり、本はほっとくと廃棄される。本の価値を再度見直さないと。

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